訃報

私はマックスまーらの柄ものパンツをよく穿いていた。
私の周りの友達は私がその類のパンツを穿いていると、「はよ、病院へ戻りやぁ。消灯時間やでぇ」と言うのがお決まりになっていた。
一昨年の夏、男子友達とご飯を食べに行く前に
高校時代の物理の先生が入院して療養中とのことだったのでお見舞いへ行くことに。
男子友達とは現地集合をする約束だったので、先生の病室へ直接うかがおうとしていた、ら、
廊下を歩いていたら 向こうからお見舞いをする予定の先生が歩いて来られた。
「先生、御加減いかがですか?私、おとなしかったからおぼえていていただいていないと思いますが...」と言ったら
「どうしたんや?パジャマ着てぇ。どこの病棟に入院してるんや?大丈夫か?」と心配されてしまった...
先生へのお見舞いにと クリネックスのグレープフルーツの香りのするティッシュのみを持っていたから 余計に入院患者に見えたらしい。
男子友達と打ち合わせでもなさっていたのでは、と疑いそうになったけれど
先生は本当に心配をしてくださっていた。

その先生が亡くなられたとmixiのとあるコミュニティで書込みがあった。

その先生と仲の良かった、現在鹿児島在住の男子友達にメールでお知らせした。

葬儀会場である会館は、弊社も建設に携わった建物。

先生のご冥福を心からお祈りする。