ご恩返しができないまま

昨年、とある方のサポートを 私自身では できないかもしれないと思ったので
レースでお世話になったTさんに サポートをしてくれる人を紹介してほしいとお願いに行った。
Tさんは 知り合いの方に声をかけ、さがしてくださっていたようだったけれど
結局、その「とある方のサポート」を私がすることになったので
お手間をかけましたが、今回のお話は無かったことに、と 申し入れた。
忙しいTさんなのに きっと 手間をおしまず 声をかけてくださっていただろうと思っていたので
お礼にビールか何かを持ってうかがおうと思っていた。

そのTさんが
10月10日に 不慮の事故で亡くなられたと
友人から教えてもらった。

また、お世話になった方にご恩返しができない悲しい出来事に遭ってしまった。

ほんとうにレースが好きで、
レースをがんばっている人のことを全力でサポートしてくださる方だった。
私は結局、Tさんのガレージからレースにエントリーすることはなかったけれど
お店の前を通りかかったら立ち寄って、Tさんの「ためになるひと言」をもらっていた。

まだまだやりたいことがたくさんお有りだったでしょうし、ご家族のことも心配でしょう。
でも、どうぞ 安らかにおやすみください。
こういう時のご恩返しというのは、その方とつながっていたことを 
つづけていくことだと みなさんおっしゃる。
Tさんへのご恩返しは、レースにたずさわることだ、と。
先日亡くなられたNさんへのご恩返しはラリーに たずさわることだ、と。
簡単なようで なかなかに難しい。

教えていただいたことを忘れないようにする、思い続けるということで 負けておいていただけませんか?