大阪で

大阪へとある書籍を買いに行った。
えらく道が混んでいて、四方八方からパトカーのサイレンの音がして
道のどちらをどうあけようかと迷うほどで
曇った空に バラバラと音を立てて飛ぶヘリが見えて
サイレンの音に反応してブレーキランプがチカチカして
ものものしい雰囲気の大阪だった。
とある道では フロントガラスに毛布をかぶせたパトカーが停まっており、
とある道には人だかりがあっておまわりさんもいっぱい居てはって
目的地になかなか到着できなかった。
難波の交差点には えらくたくさんのおまわりさんが居てはって
交通整理をしてはった。
普段からこんなにおまわりさんが出動してはるのか?と、
すごいな、大阪府!と、思っていた。
道頓堀のところのヤバフォと関係あるのか? とも考えていた。
目的地の担当の人に「いつも難波にはあんなにたくさんの警察の人が居てはるんですか?」とたずねたら
「ちがいます!実は...」と事件について話してくださった。
帰りに、ぐちゃっとフロントがつぶれた車を見た。事件のクルマだそうで。
けが人はないということで、それはなによりよかったと思う。
乗り逃げされた車の持ち主の人は、保険が適用されなかったりするんやろか... 
この事件の被害者救済が全うに行われることを祈るばかり。

朝日新聞より
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801230044.html