PT一次試験合格

JSNDIの試験の結果を 速報で確認した。
春期の試験の時には、速報がWEB上にアップされるのは 発表予定日の数日前だった。
春期は試験日を勘違いして受けられなかったレベル1、受けたけれども落ちてしまったレベル2...
非破壊検査の一次試験の中でも比較的簡単なほうだと思われるPT部門で、「落ちるわけないやろ」と思いながら受験して、試験後に講習会仲間と答えあわせをしたら 随分と間違っていることを知らされてしまった。

社会人になってから数種類の機関の数種類の資格試験を受験してきて、それぞれの認証機関の考査への取り組み姿勢の違いを文字面から感じてきた。
某機関は誤字脱字が多く、問題で「問うているもの」がはっきりしない、その機関が監修している解答集を見てもどうもQ&Aがつながらない。
また別の某機関は、監修者の知識のひけらかしみたいな一文が延々述べられていて、でも、最後の15文字だけ読めば問題の意図がわかったり。
JSNDIの春の試験については、「浸透探傷液がついた場合は水で洗う。」「浸透液を扱うときは防護めがねをかける」という文章が正しいのか間違っているのかを答えるというものがあった。
前の問いには「どこに付着した場合かを明記していないから、間違っている。皮膚とか床とか、書いてないもん。」と揚げ足を取って×にした。後の問いには、「何が起こるかわからへんから、めがねはかけておいた方がいいはず。」と思って○にした。
正しい答えは私が出した答えの逆。
「浸透液はどこに付着したとしても水で洗う。被検体には、浸透探傷を実行するために必要な次の段階の処理をする。」
「めがねについての記述は教本には ない。」
が理由だそうで。

11日から毎日JSNDIのHPをチェックしていたのに「速報」の文字に気づいたのは13日午前0時。
予定通りの発表かと思いきや、「10月11日更新」の文字が右についていた。

ここ数日、毎日姉の家で泊まっているため、ネットにはエアーエッヂでつなげていて、
速報のpdfを見るために acrobat readerを新たにDLしなければならなかった。DLだけで数時間かかってしまった。
DL完了後、インストールしたacrobat readerで 速報pdfをチェック。

なんとか、レベル1もレベル2も一次試験は合格。
早速、二次試験である実技試験の講習会の申し込みをしようとしたけれど、NDIの会員番号を控えていなかったので できなかった。

「仕事は、何をしてはるんですか?」とたずねられて 今まではうまく答えられなかった。
「会社員です」というと、軽蔑されるようなことが多かった。
母校の全体同窓会の時には諸先輩方に「あら、普通の会社員なの?」と言われた。
別にだからどうということはないけれど、もうちょっと言い方があるんとちゃうの?と その時はいい気はしなかった。
7月に受験してなんでかわからんけど合格した国家資格を「何をしてはるの?」の答えとして問いの相手に伝えるには イマイチやなぁ、なんて思っていたので
シャレでも何でも、内容の分かりづらい資格を取っておこうと思い立ったのが昨年の秋。
国内での資格を国際資格にも適応させてくれる特例措置が来年の3月まで有効で、私は既に数年前に国際資格を取得済み。
更にもう一段階上の資格を取ろうと、今春に受験を試みたものの、申し込みだけして体調を崩して受験せず。自信もなかったから、体調が悪いということを言い訳にしてしまった。
秋にもう一度受験しようなんて考えていたけれど、気がついたら受験申請は締め切られてしまっていた。
上のレベルの資格取得が無理なので、取得済みの資格から更にわけのわからない資格、IWIP:International Welding Inspection Personnel のIWI-S (Standard)なら JSNDIが認証する表面検査のPTのレベル1かレベル2に合格すれば受験資格を獲得することができるというのは、カラダを張った芸を得意とする私にはうってつけであると考えた。

で、表面検査のPTを受験したんですな。


しかし、今の仕事では国際資格なんてまったく必要ない。
「資格マニアですね。」とよく言われるけれど、「マニアックな資格マニア」なのだと自分では思っている。
社名でも、「日本○○産業」とか「国際△△㈱」とか、そういうのが頭につくと 妙なうさんくささ、いや、すごみがあるじゃないですかぁ。

「どうでもいいこと」に分類したのは、「なんで私、こんなこと勉強してるんやろ?」とわけが分からなくなった時に読み返すためにこのテキストを打ち込んだから。
とりあえず、今日はすがすがしい。
でも、あさって、また、別の試験が待っている。
のーーーーーーー。