母と父

ここ最近、母が用意してくれるお昼のお弁当に
カゴメの野菜生活がついてきていた。
その野菜生活にはプレゼントの応募シールが貼られていたんだけど
気づくのが遅く、数枚は剥がさずにそのまま捨ててしまっていたので
母に「ごめんね、応募シール、気づかずにそのまま捨ててしまっていたわ。」と話したら
「そうなん?しらんかったわ。」と言われた。
いつも野菜生活を入れてくれているけれど
わざわざ入れてくれなくてもいいよ、とも言ったら
「そうなん?」と 適当な返事だった。

今日、お弁当はいらないよ、と言ったのに
母は用意してくれたらしい。
なので、父に 会社の冷蔵庫にいれておいてくれ、とたのんだ。
羽田から伊丹へ空路でもどり、
大丸へ外商の入金に行こうと思っていて、
閉店時間に間に合わせるためには 会社へ立ち寄っていてはだめだなぁ、と思いつつ
高速を途中でおり、会社へ寄り、お弁当の袋をピックアップして 大丸へもすべりこんだ。

実家へ帰り、晩御飯を食べるときに 昼用のお弁当も一緒に食べた。
で、「お母さん、ね、ここに応募シールあるでしょ?知らずに捨てちゃってたの。ごめんね。」と母に言ったら
「へー。」と。
で、「お母さん、わざわざ 野菜ジュース、入れてくれなくていいよ。」と言ったら
「へ?私、知らんえ。そんなん知らんわ。」と。

最近、母がぼけてきたかなぁと思うことがよくあったので
とうとうここまでぼけたのか!と びっくりした。

すると、母は「お父さんと違う?」と。
で、野菜ジュースを持って 父のところへ。

野菜生活を毎日入れていてくれたのは 父だった。

びっくり。
お父さん、ありがとう。