外食・ガラス内蔵

Cと一緒に病院の向かいの中華料理店で食事をした。
「散歩してきます」と言って、外食をした。
ひさしぶりの外の食事に、Cは3品を注文したが、食べきることができず、私が全部食べた。
私の周りの妊婦さんのお腹ぐらい、お腹がいっぱいになった。
その後、頭皮に妙な膿がたまっているのを発見。
つんつんと指でつついてみると明らかに異物がある。
本人を不安にさせないように、と「なんかイボみたいなんがあるよ。つぶしてもいい?」と
笑いながらやってみる。
で、「痛いっ!」と言わせながら ツメで皮膚をつまんだら
1.5ミリ×3ミリほどの 割れたフロントガラスの一部と思しき破片が出てきた。
ちょっとびっくりしたけれど、「あらら、埋まってたねぇ。頭皮まであまり細かくチェックしてはらへんのかもね。消毒するもん、もらってくるね。」と言って
不安にさせないようにした。
で、詰所で「すみません。ガラスの破片が頭皮から出てきたので、それをつまんで取りました。取った後に穴ができていて、出血もしているので消毒薬かなにかをください。」と言ったら
「はぁ?」と一人の看護師に言われた。
「「はぁ?」はないでしょ。」と言い返した私。
いかん、いかん。
ここでいざこざを起こしては、入院しているCが可哀相だ、と
なんとか抑えようとする。
すると、「困りますよ!勝手にそんなことやっちゃ!」と 叱られた。
その後も叱られまくり。
なので、「申し訳ありませんでした。消毒、よろしくお願いします。」と言ったら
「すぐに行きますから」と言われたものの
待てども待てども 誰も来ない。
Cは、不安げ。
頭皮のほかの傷を手で触ると、他にも残っている手触りがあった。
救急で入院して、一番重症なところから治療をして、っていうのは納得できるし
頭の傷なんてものは、あまり重きを置いていないものだろうから、後々でゴミやらなにやらをキレイにすることもあるかもしれないと 考えうる。
あやまってもらいたいわけじゃないけれど、なんだか詰所の態度には腹立たしさをおぼえた。
その後、外科医と看護師が部屋にやってきて
ピンセットで他の部分の傷口をつつき出した。
で、小さい別の破片も発見、摘出。
おそらく別のとじてしまった傷の中にも残存しているだろうという説明を受ける。
その説明は納得がいくものだった。
が、
言うてしまった。
「「はぁ?」はないでしょ。あと、叱られるばかりで驚きました。」と。
早期のガラスの破片の摘出が不十分であったことを医師が詫びた。
それはそれで終了。
で、看護師に訊ねた。
患者が不安になってしまうような応対を なぜするのか、と。
これからこのようなケースもあると思うので、患者やその家族にはどんな風に応対すべきだとお考えですか?と。
ちょっとやりすぎかと思ったけれど、言わずには居られなかった。
その場に居た看護師からはぼやけた回答をもらった。
それで終了。
と 思ったら
「はぁ?」と発言した看護師がその後、詫びを言いに来室。
しかし、気持がとんとこもっていない。
その看護師はCへ処方されている薬の残りが少なくなっていたのを見て、「ちゃんと連絡してくれないと困ります!」と頭ごなしにキレた看護師なのだそう。
患者を叱ったりするなよ、と、次に何かあったら言ってしまうかも。

その後、夜勤の看護師に「何か医療関係にお勤めなのですか?」とたずねられる。
「いいえ、全然違います。」と答えた私。
申し送りでどこまでべらべら話されているのかと考えるとゾッとするが
私は今回は間違ったことはしていないので 堂々としていなさい、自分、と 自分に言い聞かせる。
あぁ、面倒くさいなぁ。
相手も人間。私も人間。

「宇宙人にチップを埋め込まれてるのかもよ」と 破片を見つけたときに言った冗談が懐かしい...