姪を泣かせてしまった

愛する姪を泣かせてしまった。
昨日の夜から姉宅で年賀状作りの手伝いをしていた。
先日のラリーの時に被っていたトナカイのカブリモノを持参していて、さすがに「持参」のみで被りはしていなかった。
トナカイの耳にはラリー界の重鎮さんにいただいた鈴がつけてあったのだけれども、それを姪は「からまってしまっているもの」だと思ったらしく、本体のカブリモノから外していた。
朝、姉宅を出る時に、トナカイのカブリモノを持ち帰ろうとすると、鈴が見当たらなかったので鈴の所在を姉や姪、甥にたずねたところ、
「昨夜はソイツの横に置いた。」と姪が答えた。
トナカイのカブリモノのことを「ソイツ」と表現した姪に驚いた。
言葉遣いがなっていないよ、とその場で叱ればよかったのに、できなかった。
しばらく経ってから姪の母親である姉に「あの子が「ソイツ」って言ったのがショックだ。」と言った。
ら、姉が姪に「dosueちゃんにあやまりなさい!」とキツク言ったものだから 姪は泣き出してしまったのだった。
姪は陸上の記録会へ行く日で、泣いたり心配事があったりしたら納得の行く記録が残せないかもしれないのに、泣かせてしまった。
結局、姪は私に「ごめんなさい」を言わなかった、というか言えなかったようだったので
「わかる?私はね、「ソイツ」なんて言葉を使ってほしくないの。わかってくれる?」と ほっぺたをつねりながら伝えた。 うまく伝わってなかったっぽいけど。
その日の記録会の内容がどうだったのかはわからなかった。
月曜日の「駅伝のレギュラー」を決める記録会で なんとしてもタイムを出したいからフォームをかえるべきかもしれないと相談を受けていたので、私の親友のBにフォームチェックをしてもらえるかどうか頼んでいた。 
その件についてBに電話をしたけれど うまく電話がつながらなかった。つながった時にはええ時間だったのでアドバイスを電話でもらうことにした。
それをメールで姉に送ったが返事はナシ。
姉は怒っていたのかもしれない。
方位や時期について 色々と研究する姉のことを 普段はあまり意識しない。
でも、これだけ電話をしたりメールをしても返事がないと、私と姉家族との星まわりや 方角が合わないからという理由で避けられているのかもしれないと考えてしまう。
幸せに生きるための知恵のひとつとして 姉は占いや方位を取り入れる。
それを取り入れんがために人を悲しませたりすることには気づいていないのかもしれないし、気づいていてもネグレクトしているのかもしれない。
でも血のつながった姉だ。
私は受け入れることこそすれ、拒みはしない。
しかし、物事の運びがその占い等どおりに運んだときの「ほれみたことか」な表情は大嫌いだ。
私が姪を泣かせてしまったときには その表情は見えなかったからよかったけれど。
でも、泣いてる顔は見たくなかった。
もっとずうずうしいのだと思っていたのに。
泣いてる顔は見たくなかった。
私が悪かった点といえば、その場で叱らなかったこと。
それがすべてなのかもしれないけど。
後味、悪い。