英語の先生

脊椎損傷で車椅子で生活をなさっているY先生は
英語の先生だった。
受験用の選択クラスで教えてもらった。
私は出来が悪かったので 印象にも残っていないと思う。

その先生は、70歳を超えていらっしゃるが、
今回、NYへリハビリ旅行に行かれた。

スマートフォンで更新されるツイッターやブログを
いつも読ませてもらっていた。

昨日、無事にご帰宅され、
奥様の介護がなければ旅行ができなかったこと、
みんながtweetや日記を見ていてくれることがはげみになった、と
感謝の言葉を述べておられた。

最後の締めの言葉で泣けてきた。
「たぶんこれが、僕の人生での最後のニューヨークです。」

はいせつのこと、いろいろなことで
そんなに出歩けないとの事。
雨の日は 車椅子で車まで行き、降りて、というのが大変なので
でかけられないとおっしゃっていた。

去年の9月に亡くなられたラリーの先輩は
身体障害者の方でもモータースポーツが楽しめるように、と
車に改造を施していらっしゃった。
私は、Y先生が 雨の日も気にせずおでかけになれる方法がないものかと
ラリーの先輩に相談をしたことがある。
先輩は、ご自身が体調を壊していらっしゃったのに
「それはいいね!何か考えてみる。ヒントをありがとうね。」と 電話越しに言って下さった。
あのあとしばらくして先輩は亡くなられた。

雨の日のY先生のおでかけのこと
長距離の移動のこと
教え子やそのほかのかたがたの フォローがあれば
良い知恵でなんとかなるのではないかと思う。
私も何か考えよう。

また ニューヨークやハワイへ行っていただけるように。