ドミニカからやってきた人

ANAで伊丹へ。
伊丹の到着口でANAの地上係員の人と話をしているアフリカ系の女性が居て
どうも 会話がうまくいっていないようだったので
到着出口を出てから どこへいくのか たずねてみたら
関西空港に行って、Jicaのブースへ行くのだと言う。
ここは伊丹空港で、関西空港とは違う場所だよ、と言ったら
「?」な顔をされてしまった。
荷物をピックアップするところはどこ?とたずねられたので
自動ドアの向こう側で、もう 私たちはピックアップするところから出てしまっているから
ここじゃないよ、と言ったら
困った顔をしたので
近くに居た地上係員の女性に声をかけて 自動ドアの内側から話を聞いてもらった。
ドミニカの女性が持っていたバゲージクレームタグをANAの地上係員の人に渡して、取ってきてもらうことになった。

で、ドミニカさん(と呼ぶことにする。)
に どこへ行きたいのかたずねたら
関西空港だと言う。
じゃぁ、バスに乗らないといけないよ、と言ったら チケットなど持ってないと言う。
じゃぁ、Jicaの担当の人の連絡先を教えてちょうだい、私が電話で確認するわ、と言ったら
そういうものは持っていない、と言う。
ドミニカさんが持っているのは 関西国際空港のJicaのブースの場所をあらわす地図が書かれたA4の紙。
その紙には、茨木にあるJicaの施設の地図も書かれていた。
どこにいくの?ドミニカへ帰るために関西国際空港へ行くの?と たずねたら
違う、今から ここにいく、と 茨木の地図を指すドミニカさん。

うーん。Jicaさん、この紙は 不親切だよ。
なんで伊丹に来る人に 関空のこんな地図を渡すの?と思っていた。
関空へ行くにはバスに乗っていくのが一番わかりやすいけど、日本円を持っているの?と たずねたら
米ドルしかない、と言う。

伊丹空港のどこかにJicaのブースがあるのかもしれないと思ったので、インフォメーションへ行こうとしたら
Jicaの看板を持った女性が現れて 一件落着。

ドミニカさんは、たくさん私にお礼を言って、握手をしてくれて
Jicaさんのところへ行った。
これでよかったんだけど
ひとこと言ってやればよかった。
「Jicaさん、この紙、すごく不親切よ。」って。

どこにも 「伊丹についたらJicaの担当者が待ってるよ。」って書いてないのだよ。

今日のこれは 親切?善行?