はずかしいやら...

某銀行の駐車場でアイドリングしっぱなしのクルマを見つけた。
着ている服からそれが某トヨタディーラーの人間だとわかった。
銀行の店舗の中には 他にもそのディーラーの人間が居て、
どうやら、駐車場のアイドリング人間と仲間だということもわかった。
エコやらアイドリングストップやらを推進しているディーラーなのに
それをしていないのを見て 黙っていられなくなった。
朝、ゴミ拾いをして 地域のためにがんばっています、みたいなアピールをしていても
車窓からポイポイ タバコの吸殻を放り捨てるのも見たことがあったので
何かいってやりたいという気持ちが募っていた。
で、言ってしまった。
環境問題に取り組んでいることをアピールしているディーラーさんなのに
駐車場でアイドリングストップは なさらないのですね、と。
いや、ちがうな、アイドリングストップは なさらないのですか?と。
これが、半年ほど前。

で、そのときに居たそのディーラーの女性事務員が私の顔を覚えていたらしい。

今日、その女子事務員が
同じ銀行の駐車場で駐車がうまくできなくて真っ赤な顔をして奮闘しているのを見かけた。
相手は私をおぼえていないだろう、と「よければお手伝いさせてくださいな。」と声をかけた。
車外から誘導をする程度のお手伝い、と考えていたのに
彼女は、「ありがとうございます!」とクルマを降りた。
私に駐車してほしい様子だったので、そのようにした。
彼女は深々と頭を下げ、私に礼を言い、
「前にも ご注意いただいたことがあったし、わたし、ディーラーに勤めているのに駐車が下手で、はずかしいです。」と続けた。

彼女は私を覚えていた。

いいことをしたような、でも おぼえられていて恥ずかしい思い。
決して、照れているのではなく。

彼女は銀行の店舗の中で私とすれ違うたびに 会釈をした。

ほんとに恥ずかしかった。

私はいいことをしたわけではなく
恥ずかしいことをしたのだと思う。

これからは気をつけよう。