甥と老い

甥が「ぶっ殺すぞ」という言葉を吐くようになったらしい。
一昨日、父が 昼ごろから部屋で寝ていたのは
その前の晩に 甥が母親(私の姉)の頭部を蹴り続けたのを見て 気分が悪くなってしまったからなのだそうだ。

児童相談所の所員は、「暴力をふるってしまう子供さんの気持ちになってあげてくださいね。」と助言をしたらしい。
暴力をふるってしまう子供の気持ちってなんだろう。
別の相談所のようなところの人は、「警察を呼んだ方が良いこともありますよ。」と助言をしたらしい。
所詮 他人事なんだから みんなそれぞれ 「良さそうなこと」を言うのだと思う。

私の母親、甥にとっての祖母の背中も 蹴ることが増えたらしい。

私が家を出たところで 良い方向に進んではいなかった。

父も母も老いていて、そういう出来事をいちいち私に話さなくなった。
ただ、甥が良い子だった時のこと、最近、良いことをしてくれたことだけを 私に話していた。
ええカッコをしているわけではなく、そういうのだけ 記憶として残っているのかもしれない。

年始早々 いろいろ大変。