緊急事態

午後8時13分 会社と同じ道沿いでクルマ屋をやっている友達から電話がかかった。
「うちの取引先さんが、うちの近くの工場に 警察官が数名、塀を乗り越えて入っていったよ、って言うてはったんやけど。」と。
(京都弁を文字にするとわかりづらいな。)
以前から侵入者があるのはわかっていたので そのせいで警報装置が作動し、
警察に通報したのかな、と考えた。
それから 一番目に連絡が行くはずの社長に電話。
社長は電話に出ない。
現場の立会いをしているのかもしれない、と考えたが
部屋着から外へ出られる服へ着替え、所轄の警察署へ電話で問い合わせた。

やはり、警報装置が作動したため、警察官、警備会社の担当者が現場に集まっているとのことだった。

詳しくは行ってみないとわからないようだったので、「現場へ行きます。」と言ったら
その警察の人は、「あなたが今 居る場所からじゃ 時間がかかりすぎるから、行かなくてもいいですよ。」と言ったけれど
センサーカメラに映っているであろう画像も確認したかったので すぐに家を出た。
途中、警備会社にも電話。
対応は大変に悪く、二度手間。
が、窓を割られたり、扉を壊されたり、建物が焼かれたり、ということは無いことを確認。
私が現場に行くまで待っているといわれたので 阪神高速京都線を使って 自宅から32分で会社へ到着。

侵入者の経路は なんとも不可思議で
侵入口がわからない。
これは、いつものことだけれども
鑑識の人や、警察官のみなさんの知恵をもってしても 「わからない」ということだった。

解散は、午後11時半ごろ。

社長は泊まりでゴルフに行っていたらしく、結局 私が被害届を出すことになった。

警備会社の要領の悪さに嫌味も皮肉も言ってやった。
だからといって 侵入されている気持ち悪さ、不安は解消されるわけではなく
どっぷりと疲れてしまった。