友達の死 - diary

時々ふと思い出していた同い年の友達のこと。
TIへ練習へ行く時についてきてくれた男子の友達。
違う学校だったけれど　仲良くしてもらっていて
西陣の「とりどり」さんや　いろいろつながりってのもあって
音楽の話も　車の話も　食べ物の話もする友達だった。
Bの友達のS君がその友達と同じ学校だったなぁというのをふと思い出したので
S君に「A君の連絡先をご存知だったら教えてください」とメールした。
ら、「3年前に自殺しました。冥福を祈ってやってください。」と返事。
午後2時過ぎに受信したその返事を見てから
私は夕方までボーっとしていた。

「Hello, Again〜昔からある場所〜」という歌が流行っていたころで
どうしてこの曲が売れるのかについて　TIまでのみちみちで討論をした。
そんな友達だった。
「そうやん。この唄い方やわ！」とか言いながら真似もしたりして。
楽しかったなぁ。

私が京大病院へ入院した時には　奥さんにならはったそのときの彼女と一緒に
お見舞いに来てくれはった。
結婚のお祝いも渡せないまま　長い間ご無沙汰してしまっていたから
連絡せな、連絡せな、と思っていたのに。

夕方にS君に電話をして話をした。
「うつ病で亡くなったんだから、自殺って言うても病気で亡くなったわけやしね。」と言ってくれた。
確かにそうだ。
治ればよかったのにな、と　ぼんやりと思った。
御礼もいえないまま、ご恩返しもできないままの人が　また増えてしまった。
思いついた時に御礼はするもんやな。
ご恩返しもするもんやな、と　心から思った日。