京都文化博物館本館5階の「京の雪隠」展

京の雪隠


珍しく市バスに乗ったときに耳元で話をしてはったマダムの会話で知った展示でした。
京焼、清水焼の絵付けの洋式便器を展示してはるとのことで 気になったので見に行ってきました。
なかなかべっぴんさんな洋式便器がたくさんディスプレイしてありました。
まるく周りを柵に囲まれた「雪隠」のディスプレイは、その空間に入っても良し、触っても良し とのことでした。
実際に使うにはもったいないなぁなんて思っていたら 作ってはる(販売してはる?)山中さんが説明や面白いお話をしてくれはりました。

実際にお使いになっているお料理屋さんや ユーザーさんのお話によると
絵付けの洋式便器にしやはってから みなさんが丁寧に、キレイにおトイレを使わはるようになったり、キレイにおトイレを使い終わらはった後のお客さんは シャキッと背筋を伸ばして席へお戻りになるようになったり、と良い効果があるのだそうです。いやはや面白いお話です。
お話をうかがい、お店にとっての良い効果があるのはもちろんのこと、用を足さはるお客さんその方にも良い効果があるような そんな風に感じられました。

清水焼の手洗器も出展されており、「うちの雪隠がこんなんやったらええのになぁ」と用を足す自分を想像し
ていません。

ビジュアル面での美しさだけではなく 最新の技術によって衛生面でもすぐれた雪隠、
自分が和風の家を持っているなら、ぜひ付け替えたいと思いました。
会期は10月9日(月)まで。
京都文化博物館本館5階。入場無料です。

ええ情報をくださったバスに乗ってはったマダムに感謝です。