さようならmy tooth

上の右の5番目の歯の治療に歯医者さんへ行った。
折れてしまった歯をじっと見つめると
イカの口、「とんび」みたいになってしまった 自分の歯が見えた。
黒くなったところは、もうボロボロ。
取れた歯も、歯茎に残っている歯根も レントゲンを撮ってもらって
治療をしてもらった。
結局.....
歯を抜くことに。
以前に親知らずを抜いてもらった時に「先生、歯ぁ、持って帰りたいんですけど....」と、持ち帰ったことを憶えていてくださったようで
「持って帰らはる?」とたずねてくださった。
で、持ち帰る。
歯が一本抜けただけでも カツゼツは随分と悪くなり
12月の披露宴の司会に支障が出てはいけないと思い、
「先生、仮の歯ぁは いつ作ってもらえますか?」など、色々と質問した。

帰りに母に電話をして
せっかくもらった歯を抜いてもらわなくちゃいけなくなりました、すみません、報告をしたら
「宇宙開発もまだまだ安心できないから、宇宙飛行士になりたいって言わなくなるからいいじゃないの?」と。
あぁ、文字にするとわかりづらいけれど
今まで私がやりたいと言ったことに反対するには骨が折れたんだろうなぁ、きっと。
「レースやりたいの。」と言った時、始めさせないための説得ができなかったから
「虫歯があると宇宙飛行士になれない」から、宇宙飛行士になりたいと自分から言うことはないだろう、と そんな風に言った母。
あ、さらにわかりづらいかも。
ま、いい。
母は、私が「ごめんなさい」と言ったり、反省しているのを認めてくれたら
責めたりしないで、いつも励ましてくれたり、笑わせてくれる。
ありがたい。
しつこく責められる事由もいくつかあるけれど.....

夜、うとうとした後、目が覚める。
新しい歯が生えてくる夢。
目には見えないけれど それはそれは素晴らしい歯という夢。
ハッと起きて、舌で歯を確認してみるけれど そこには歯茎しかない。
2ヶ月かけて歯茎の形が変わるのを見守ることになるらしい。
残りの歯を失くす事のないように丁寧に磨かなくちゃ。